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今年も魔夏の夜の夢を贈ります
土曜日にマスタリングを終え、『Fantasia』ようやく完成です。
ジャケットもお披露目されました。
今回はなんだかいつもより長くかかったような気がする・・。
しかしまあ、できあがれば創作の苦しみは忘れてしまうのだ。
疲労困憊の中で通して聴いた『Fantasia』の感想は、
若々しいなぁ〜!
でした(笑)
それもただ若いのでなく、
100年以上若いままで生きてる人が奏でている
音楽のenergyという感じ。
(私たちはバンパネラか?)
“どこかいつかの君の耳に 送ろう僕の音楽”(「21世紀新青年」)
というフレーズがあるのだけど、
まさに「君の耳」が「私の耳」でした。。
まぁ私の“ファンタジア”は、
過去も現在も未来も同じ場所にあるのだしね。
とにもかくにも、
今年のALI PROJECTも、不思議な魅力に満ちているのでありまする。
今回、通常盤では「WALTZ FOR DEBBIE」をカバー。
お馴染み齋藤聡氏の心優しきアレンジで。
限定盤には、「薔薇美と百合寧の不思議なホテル」の朗読劇。
いろいろな曲も登場します。
『Fantasia』コメント、ここにも載せますね。
〈宝野アリカ★コメント〉 今年のALI PROJECTは、昨年の『芸術変態論』のヘンタイ思考とは真逆の、大ファンタジー嗜好!グリム童話にアンデルセン、魔法と呪文、近未来SFやゴシック・ロマンを詰め込んだ11編の幻想曲+幻想譚。でもけしてA級ファンタジアの夢先案内人は、フェアリーランドの妖精ではありません。“ 現実”という舞台を、血に染まった赤い靴で蹴る強靱で優雅なプリマたち。さあ、世にも豪華な劇場で、クリアでリアルな夢を、心ゆくまでお愉しみください。
限定盤の「朗読劇」は、宝野アリカが「Gothic & Lolita Bible」に連載していた『薔薇美と百合寧の不思議なホテル』シリーズの書き下ろし物語。双子の少女が経営する「逢魔蛾ホテル」を訪れた今宵の客人とは……? サロンで寛ぐように、茉莉花茶でも飲みながら、ゆっくりお聞きくださいな。