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「遊廓島心中譚」霜月流

2024.11.22 2024

まだ読み始めたばかりなのですが、一気に物語の中に引き込まれています。
これでまた私の日常にもうひとつの世界と時間が現れて、広がっていく!
これぞ読書の愉しみ、幸せ。陶酔 bibliothèque。

この本と、私と片倉さん宛にお手紙が届きました。
も、もしや、アリプロチルドレンが江戸川乱歩賞!?
うぅ、すっかり嬉しくなってしまいました。
霜月流さん、素敵なご本、ありがとう! そして、おめでとうございます!

以前よく、綾辻さんにくっついて、江戸川乱歩賞、横溝正史賞の授賞式パーティーに
もぐりこんだものでした。
憧れの小説家があちこちに! もう内心大興奮で作家ウォッチャーと化すミーハーな私。
よくブログにも書いてましたよね(笑)。
そして受賞者の方達の、緊張と誇らしさが合わさったスピーチを聞くと、
いつも感動して祝福の拍手を送ったものでした。
だって私は一編の歌詞を書くのさえ、物凄い苦悩に浸りまくるのに
その何百倍もの長さで物語を紡ぐことができるなんて、尊敬以外のなにものでもないもの!

というわけで、あの夜に新人作家の方々に送った拍手を貴女にも送ります。心から。
どうぞこれからも書き続けてください。


殿からも祝辞が届いているのでここに載せますね。

祝意

霜月流さん、江戸川乱歩賞受賞おめでとうございます。
心から嬉しく誇らしいです。

霜月さんのお手紙を拝読いたしました。
言葉のひとつひとつが僕の心を揺さぶり、読んでいるうちに周りの景色が涙で白く滲んでまいりました。
ここまで至るに当たって人知れず懊悩や挫折もあったでしょう。
でもねアリプロを人生の伴走者とおっしゃる貴女。
少しでもお力になれたかと思うと長きにわたり音楽を続けてきた事が報われた気がいたします。
お手紙は小説家や音楽家、どのようなお仕事でも、真摯に向き合い努力すべき、を伝えてくれました。

さあこれからは江戸川乱歩賞選考委員でもある我らが綾辻行人巨匠に追いつけ追い越せです。

霜月流さんはアリプロ・チルドレンです。どうぞ勇侠会の皆様、たくさん応援しますよ。

片倉三起也